ISSUE 3 クラフトビールと、休日。

手の込んだ映画をゆったりと観る。クラフトビールを味わうように。

休日にふさわしい、映画観賞リスト。

休日こそ、映画を観よう。

忙しく働く現代人にとって、映画を観る2時間は貴重な時間だ。平日にはなかなか時間を取れないという人も、休日の映画鑑賞の時間は至福の時間だろう。そして片手にはクラフトビール。時間や温度で絶妙に味が変化するクラフトビールは、時間を楽しむ映画のお供にぴったり。ここで重要になるのは、映画選び。今回は、編集者・ライターの門間雄介さんが休日にふさわしい作品を紹介してくれた。この5本は、有名無名問わず世界各国の映画監督が時間をかけて作り上げた、監督の個性が溢れた作品たち。ストーリーはもちろん、美術や音楽など細部にまでこだわりが感じられるはず。さて、あなたはどれから観る?

細部にこだわり、理想の情景を再現。隠し味は「時代を超えた恋」。
『ミッドナイト・イン・パリ』 監督:ウディ・アレン

「ウディ・アレンの映画は休日に観るにはぴったり。観終わった後は、なんだかうっとりとした気持ちにさせてくれます。この映画は、脚本家の主人公が夜のパリを散歩中に1920年代のパリにタイムスリップしてしまうというお話。ストーリーの面白さはもちろん、隠し味として描かれる『恋物語』が素敵です。まさに文化の都だった当時のパリのインテリアや街の様子が美術で忠実に再現されていて、ロマンティックな気分を盛り上げます。リアルと想像の境目が曖昧で、現実との距離が少し離れている感覚が心地よい映画です」。(門間)

国も時代も超えた華やかな景色にうっとりさせられるこの作品。世界各地のブリュワーによる華やかな香りと重厚な飲みごたえのクラフトビールがよく合いそうです。現実と想像の境目をうっとりと漂う感覚を楽しんで。

手作りのセットが表現するのは、柔らかい愛に溢れた妄想世界。
『恋愛睡眠のすすめ』監督:ミシェル・ゴンドリー

「ゴンドリー監督は、CGが全盛の時代でも手作りにこだわり、クラフト感のある映像を得意とします。このお話は、冴えない男性が妄想の中で好きな女の子とデートをするという、いい意味でバカバカしいストーリー。妄想世界をハンドメイドなアートワークで表現していて、工夫と映像美がとにかく楽しい。手が巨大化したり、空を飛んだり。その発想とデザインは、どこかホッとさせてくれます。工夫をこらして作られたハンドメイドの妄想世界にどっぷりと浸りたくなるはず」。(門間)

とにかく手作りにこだわった"クラフト映画"。時間をかけて、手間暇をかけて、丁寧に作られているのがわかります。細かいところも手が込んでいて、何度でも繰り返し観たくなる名作。

登場人物の素朴さがたまらなく愛しい、沖田監督の代表作のひとつ。
『キツツキと雨』監督:沖田修一

「沖田監督は、女優さんにとても人気の高い監督。彼のふんわりとした優しい雰囲気と、ユーモアは、作品にも現れています。沖田監督の作品に出てくる人物は、みんな素朴で魅力的。普通のおじさんやおばさんも、ちょっとダメな人も、みんな可愛らしく見えるから不思議です。この作品は、ある日村に映画の撮影隊がやってきて、ゾンビ映画を撮影するというお話。非日常の空間だけど、そこで繰り広げられる日常の会話。どこかクスリと笑えてホッとする、優しい作品です。みんなで一つのものを作り上げる、という後味の良さもポイント」。(門間)

自分の身の回りにいそうな登場人物たちが、ちょっと非日常な空間で成長するほんわかムービー。個性的だけど魅力にあふれる人物を見ていると、「明日も頑張ろう」と元気をもらえます。

ほろ苦い恋愛模様が、名曲揃いのオリジナルソングを引き立てる。
『はじまりのうた』監督:ジョン・カーニー

「この作品はとにかく音楽が素敵。もともとある音楽ではなく、全てこの映画のために作られたオリジナル曲というのが最大のポイント。脚本の段階から、音楽についてもディスカッションするなど、とにかくこだわって作られた名曲の数々を楽しんでほしいです。休日にこの映画を観れば、大切な人とイヤホンをシェアして、音楽を聴きながら散歩したくなるはず。また、この映画で描かれる恋愛は、少しほろ苦い。人生は甘いだけじゃない。でも苦さがあるから甘さがくっきりと見えてくる。そんなことを考えさせられます」。(門間)

音楽を楽しんだり、ほろ苦い恋愛模様を楽しんだり、主人公の気持ちの変化を楽しんだりと、一度でいろいろ楽しめる作品。パッケージや色の見た目も、それぞれが持つ味わいも、いろんな要素を楽しめるクラフトビールの魅力と共通する部分がありそうです。

綿密に練られた、爽快感のあるストーリーに思わず没頭。
『スラムドッグ$ミリオネア』監督:ダニー・ボイル

「インドのスラム街で生まれた主人公が、これまでに得た知恵や経験でミリオネアを目指す壮大なお話。おとぎ話のようですが、ストーリーが巧みに作られていて思わず『よくできてる!』と唸ってしまう作品です。これは、2008年のリーマンショック後に公開されました。時代背景やインドの繁栄とその影をしっかりと描き、大切なのはお金ではない、と伝えてくれます。そういった強いメッセージ性が、アカデミー賞で8部門もの賞に輝いた理由の一つではないでしょうか」。(門間)

疾走感があり、最後まで目が離せないストーリー展開に、思わずハラハラドキドキ。インド映画ならではの楽しさがありつつ、世界の現状を考えさせられる作品です。

こだわりの映画を観賞する休日。
片手には、こだわりの
グランドキリンを。

ウェルメイドに作られた、監督のこだわりを感じる個性豊かな映画たち。休日に映画をゆっくり観るなら、まろやかな口当たりと深い香りが特徴のグランドキリンをご一緒に。映画とグランドキリンの余韻で、最高の休日を味わってみませんか?

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